大切な存在を形にするとしたら
最終更新2026.7.12
今、一緒に暮らしている子。
もう会うことのできない子。
私たちは、そのどちらも「大切な存在」だと考えています。
その存在を形にしたいと思う理由も、人それぞれです。
一緒に過ごした時間を残したい。
毎日見せてくれる表情が愛おしい。
そばにいてほしい。
あるいは、ペットロスを経験し、もう一度その子を想いながら過ごせる時間がほしい。
もし、大切な存在を形にするとしたら。
私たちは、まずその「想い」から受け止めたいと思っています。
私たちは、何を形にしたいのか
フルオーダーのご相談をいただくと、多くの方がたくさんの写真を送ってくださいます。
写真だけでは分からない、その子らしい仕草や性格、思い出を添えてくださる方も少なくありません。
私たちは、それらを「資料」として見るのではなく、その子を知るための手がかりとして受け取っています。
だから私たちは、写真をそのまま立体にすることを目指しているわけではありません。
目指しているのは、写真の再現ではなく、その子らしさを形にすることです。
お預かりした写真やお話、そして私たち自身が受け取った印象を重ね合わせながら、一体ずつ新しい作品として生み出しています。
そのため、作品は完全再現ではありません。
capeeshの解釈を通して生まれる、一点物の作品となります。
今、一緒に暮らしている子を形にするとしたら
写真が、その日の一瞬を残すものだとしたら。
ぬいぐるみは、その子と過ごす時間を形にするものなのかもしれません。
私たちは、今の姿を写真に残すように、今の時間をぬいぐるみという形でも残せたらと思っています。
作品は、本物の代わりではありません。
だからこそ、本物がそばにいる時間も、その作品とともに過ごすことができます。
隣に並べて写真を撮ったり。
膝の上に抱いたり。
その子を見ながら、作品にもそっと触れてみたり。
そんな時間もまた、その子との暮らしの一部になると私たちは考えています。
今を形にすることも、想いを形にすることも。
私たちは、そのどちらも大切な作品づくりだと考えています。
ペットロスで大切な存在を見送られた方へ
ペットロスの悲しみは、人それぞれです。
私たちは、その悲しみを癒やせるとは思っていません。
作品が、その子の代わりになれるとも思っていません。
その子は、その子だけだからです。
だから私たちは、「もう一度同じ子を作る」とは考えていません。
その代わり、お預かりした写真やお話を通して、その子を想う時間を大切にしながら、一体ずつ制作しています。
作品は、失った存在を置き換えるものではありません。
けれど、その子を想う時間に、静かに寄り添う存在にはなれるかもしれない。
私たちは、そのような願いを込めて制作しています。
なぜ、ぬいぐるみという形なのか
私たちは、写真にも絵にも、それぞれにしかない価値があると思っています。
それでも、私たちがぬいぐるみという形を選ぶ理由があります。
それは、「触れること」ができるからです。
そっと抱き上げる。
膝の上に座らせる。
何気なく頭を撫でる。
そうした時間は、写真や映像とは少し違うものです。
ドールセラピーやグリーフケアでは、「触れられる存在」が心の支えになることがあるという考え方があります。
私たちは医療や心理療法、ドールセラピーを提供するものではありません。
しかし、「触れられる存在」が人の心に寄り添うことがあるという考え方には深く共感しています。
だからこそ、私たちはぬいぐるみという形を選びました。
作品が誰かの代わりになれるとは思いません。
けれど、ふと手に取りたくなる存在にはなれるかもしれない。
静かな時間をともに過ごせる存在にはなれるかもしれない。
そのような願いを込めて、一体ずつ制作しています。
capeeshだからできること
作品には、金属製の骨格と重りを内蔵しています。
抱いたときに感じる、ファーの柔らかさ。
しっかりとした重み。
関節を動かすことで生まれる、自然な姿勢。
くったりと身体を預けるような存在感。
これらは、見た目をリアルに再現するためだけのものではありません。
長くそばに置きたくなる存在であるために、一つひとつ取り入れているものです。
私たちは、「触れたときの存在感」も作品の一部だと考えています。
制作について
フルオーダー(特定の個体をモデルにした制作)では、お送りいただいた写真や資料をもとに制作いたします。
ただし、作品は完全再現ではありません。
毛色や模様などは可能な限り参考にいたしますが、表情や雰囲気も含め、capeeshの解釈を加えて制作いたします。
また、制作途中で細かな修正を重ねるのではなく、一つの作品として完成させることを大切にしています。
完成した作品との出会いも、作品づくりの一部であると考えています。
最後に
動物との関係は、一人ひとり違います。
一緒に過ごした時間も、その子との思い出も、同じものはありません。
だからこそ、作品も一体ずつ違う形になります。
私たちは、世界に一つだけの「その子らしさ」を探しながら、時間をかけて制作しています。
もし、このページを読んで「こういう形な相談してみたい」と感じていただけましたら、どうぞお気軽にお問い合わせください。
あなたの大切な存在について、お話を伺えるのを楽しみにしております。